扇原貴宏のハードワークが神戸を勝利へ導く!J1リーグでの重要な一戦を制す
扇原貴宏の中盤での活躍により、ヴィッセル神戸がサンフレッチェ広島を1-0で下し、J1リーグで重要な勝利を収めました。

2025年7月2日、ノエスタで行われた明治安田J1リーグ第5節で、ヴィッセル神戸がサンフレッチェ広島を1-0で下し、首位と勝ち点1差の3位に浮上しました。
湿度の高い中での緊迫したゲームで、MF扇原貴宏(33)が中盤を締め、チームの勝利に大きく貢献しました。扇原はアンカーとして先発し、幅広いエリアをカバー。序盤こそ広島にセカンドボールを拾われて攻撃を続けられることになりましたが、前半途中からは先手を取る守備で主導権を握り返しました。
扇原は力強くハードワークを続ける守備で、相手に触れる前にインターセプトした場面でファウルを取られるなど主審との相性は良くなかったものの、強度を緩めることなく対応。相手の攻撃の芽を何度もつみ、奪ってからの前線への配球でもチームに勢いを与えました。
MF井手口陽介(28)とともに、あらゆる位置に顔を出しながらも「特別なことをしたのは思っていない」と淡々と話した背番号6ですが、順位が近い広島との接戦を制したことには確かな前進を実感した様子でした。
「開幕から紆余曲折あったけど、ここまで来られたのはチームに力がついた証拠。優勝を狙える位置、試合数がそろって(首位と)勝ち点1差まで来られたのはすごくポジティブ。広島とのどっちが上に行くかという直接対決で勝てたのはすごく大きいし、自信になる」と語り、3連覇を目指せるところまで浮上したことに胸を張り、今後の首位奪取に目を向けました。
この勝利により、ヴィッセル神戸は今シーズンの優勝争いにさらに近づき、ファンや関係者に大きな期待を抱かせています。【永田淳】