F1 2025年シーズン:ポール・アーロンのザウバーでのFP1参戦が決定
アルピーヌのリザーブドライバー、ポール・アーロンが2025年F1シーズンにザウバーでFP1に参戦することを決定。イギリスGPとハンガリーGPでの活躍に注目。

アルピーヌF1チームのリザーブドライバーであるポール・アーロンが、2025年F1シーズンの第12戦イギリスGPと第14戦ハンガリーGPで、キック・ザウバーのマシンを駆ってFP1に参加することが決定しました。この取り決めは、両チーム間の合意により実現したものです。
ポール・アーロンの経歴
ポール・アーロンは、エストニア出身の20歳の若手ドライバーで、元メルセデスの開発ドライバーを務めていました。昨年のFIA F2選手権では3位という好成績を収めており、今後の活躍が期待されています。
ザウバーとの協力
キック・ザウバーは、テオ・プルシェールとゼイン・マローニがアカデミーを去ったことで、2025年に向けた専任のリザーブドライバーがいなくなったため、若手ドライバーをフリー走行で起用する義務を果たすべくアルピーヌに協力を求めました。これにより、アーロンはイギリスGPとハンガリーGPのFP1でヒュルケンベルグと交代し、C45に乗ることになります。
アーロンのコメント
アーロンはこの機会について、「F1で貴重なトラックでの時間を過ごす機会を与えられたことを、とてもうれしく思う。この機会を与えてくれたBWTアルピーヌF1チームに感謝している」と語りました。また、「F1でいつかフルタイムでレースをするのが僕の夢であることは、周知の事実だ。だから、競争の激しい環境で走行するチャンスは、どんなものであっても重要な足がかりになる」と述べています。
アルピーヌの展望
アルピーヌのエグゼクティブアドバイザー、フラビオ・ブリアトーレは、「我々の若い人材に最大限の走行機会を与えることに我々の利益があるため、ポールがシルバーストンとブダペストのフリー走行1回目でドライブできるようザウバーと合意できたのは、素晴らしいことだ」とコメントしています。
今後の展望
現在のグリッドのルーキードライバーたちがさまざまな結果を経験するなか、F1マシンで初めてコースに出るアーロンに注目が集まることでしょう。シルバーストーンでのFP1への出場は、彼の成長にとって重要なベンチマークとなり、将来のレースシートを垣間見る機会となるかもしれません。