ラグビー発展に向けた新たな一歩:日本協会、リーグワン、JICAが強力な3者協定を締結
日本ラグビー協会、リーグワン、JICAが新たな3者協定を締結し、ラグビーを通じた国際協力と共生社会の実現に向けて新たな取り組みを開始。

日本ラグビー協会は2025年6月17日、リーグワンと国際協力機構(JICA)と共に、「ラグビーを通じた国際協力と共生社会の実現に向けた3者連携協定」を締結しました。この協定は、ラグビーを通じてアジアおよび世界でのスポーツ発展を促進し、同時に国内での共生社会の実現を目指すものです。
協定の背景と目的
日本ラグビー協会は2011年から国際協力事業を開始し、特にアジア地域でのラグビー発展に力を入れてきました。2013年にはJICAと連携協定「JICA-JRFU スクラムプロジェクト」を締結し、途上国11カ国に93人の指導者を派遣しています。今回の新たな協定では、リーグワンが加わることで、これまでの活動をさらに拡大し、新たな国内事業にも取り組む予定です。
協定の具体的な活動
具体的な活動内容は今後明らかにされますが、以下のような取り組みが期待されています:
- 国際協力:アジアや世界でのラグビー発展を支援するためのプロジェクトの拡大。
- 共生社会の実現:国内での多様性と包括性を促進するための新たな事業の展開。
- 教育と指導者育成:ラグビーを通じた教育プログラムの開発と指導者の育成。
関係者のコメント
日本ラグビー協会の岩渕健輔専務理事は、「3者協定は心強い。日本協会とJICAで進めてきたことを、リーグワンが入ることでより広く活動できる。アジア、世界だけでなく、国内でもいろんな取り組みができれば」と歓迎しました。JICAの小林広幸理事は、「3者の強みを持ち寄って、さらに価値の高い国際協力を国内外でできれば」と意欲を見せました。リーグワンの東海林一専務理事は、「今までもリーグワンの選手で、JICAを通じて海外で活動した方がいる。今回の取り組みは、今までの努力、貢献をさらに広げていく素晴らしい機会」と喜びました。
今後の展望
この協定の期間は2030年3月31日までとされています。今後、3者の連携により、ラグビーを通じた国際協力と共生社会の実現に向けた新たなプロジェクトが展開されることが期待されています。