復帰戦の勝利

2025年6月18日、天皇杯2回戦でFC東京はJ3ツエーゲン金沢を3-1で破り、3回戦へ進出しました。この試合で注目を集めたのは、383日ぶりに公式戦に復帰したDFバングーナガンデ佳史扶（23）です。彼は昨年6月のU-23日本代表米国遠征で負傷し、長いリハビリを経てようやくピッチに戻ってきました。

バングーナガンデのコメント

「プレッシャーや緊張はありましたが、絶対に勝ちたいという気持ちがチーム全体と個人の目標でした。そのために全力を尽くしました。最低限の結果を得られたので良かったです」とバングーナガンデは語りました。

長いリハビリの道のり

彼の負傷は当初2～3週間で復帰できると思われていましたが、再発を繰り返し、1年以上の時間を要しました。「いつ治るのか分からないようなけがだったので、毎日が試行錯誤の連続でした。今振り返ると、あっという間だったなと思います」と振り返りました。

チームメイトの反応

同じ左サイドで縦関係だったFW佐藤恵允（23）は、「佳史扶の復帰戦で勝てたのは自分自身すごくうれしいです。チームとしても大きな成果です」とコメントしました。

今後の展望

バングーナガンデはこの日の45分間で確かな手応えをつかみました。今後は強度の高い試合でどれだけ自分のプレーを出せるのか、その際の体の反応を見ていくことになります。23年にA代表に選出された逸材は今季から背負う6番を初披露。「プレッシャーはありますけど、自分なりの6番をこれから作っていけるようにやっていきたいです」と意気込みを語りました。

取材後の拍手

取材後に報道陣から拍手が起こるほどのナイスガイが、大きな1歩を踏み出しました。彼の復帰はFC東京にとって大きな力となるでしょう。