大関へのラストスパート

2024年6月15日、埼玉県で開催された後援会激励会で、追手風部屋の大栄翔関脇（31）が熱い決意表明を行った。過去最多178名の支援者を前に「名古屋場所では優勝を目指す」と力強く宣言。2015年新入幕以来10年連続で増加する後援会員数が、力士の成長を象徴している。

宿舎移転がもたらす稽古革命

• 移動時間30分短縮：鈴鹿市から四日市市への移転で名古屋市内まで車で約30分
• 出稽古効率化：佐渡ケ嶽部屋など主要部屋へのアクセス改善
• 2023年実績：13年目で初の本格的な遠征稽古を実施
• 新型宿舎設備：最新トレーニング機器導入の可能性

大関争いの力学

IGアリーナの新風

• ドルフィンズアリーナから移転
• 最新型空調システム搭載
• 観客動員数15%増見込み
• 地元企業との連携企画多数

次世代エースの覚悟

「新宿舎で心機一転、環境の変化をプラスに変えたい」と語る大栄翔。稽古量20%増を目標に掲げ、四日市市の地の利を活かした新たなトレーニングメニューを考案中だ。地元商店街とのコラボレーション企画も進行し、地域と一体となった大関への道を突き進む。