B2リーグ2024-25シーズン 千葉と富山が史上初の同時優勝 黒川虎徹がMVPに輝く
B2リーグ2024-25シーズン、千葉と富山が史上初の同時優勝を果たし、黒川虎徹がMVPに選出されました。

2025年5月22日、Bリーグは「りそなグループ B2 PLAYOFFS FINALS 2024-25 GAME3 アルティーリ千葉 vs 富山グラウジーズ」の再試合不開催を受け、B2年間優勝およびプレーオフ最優秀選手賞(MVP)などの決定事項を発表しました。ゲーム3が不成立となったことから、両クラブを年間優勝とし、アルティーリ千葉の黒川虎徹をMVPに選出しています。
この決定は、5月19日に千葉ポートアリーナで予定されていたファイナル第3戦が不可抗力による停電で中止となり、代替会場の確保が困難だったために再試合が不開催と判断されたことを受けてのものです。両クラブが年間王者に並び立つのは、史上初の出来事です。これにより、アルティーリ千葉と富山グラウジーズはともに表彰規程に基づく優勝賞金1,000万円を受け取り、年間1位として記録されることとなりました。3位には信州ブレイブウォリアーズ、4位にはライジングゼファー福岡が入りました。
黒川虎徹のMVP選出は、GAME2までの活躍を評価してのものです。シリーズを通じて持ち前のスピードとゲームメイク力でチームを牽引し、特にゲーム2でのパフォーマンスは印象的でした。
B.LEAGUEの島田慎二チェアマンは「激闘の末に迎えたGAME3が中止となり、ファンや関係者の期待に応えられなかったことを深くお詫び申し上げる。再試合の調整を試みたが、やむを得ず不開催という苦渋の決断に至った。両クラブのプレーは優劣つけがたく、どちらか一方を王者とするのは困難であったため、双方を優勝とした」とコメントしています。
なお、当該試合のチケットの取り扱いについては、アルティーリ千葉より別途案内される予定です。
頂点を決する大一番が開催されないという異例の結末を迎えた2024-25 B2ファイナル。しかし、シーズンを通じて魅せ続けた両クラブの躍動と、その激闘の記憶は、ファンの胸に強く刻まれたに違いありません。来季からはB1の舞台でさらなる飛躍が期待される両雄の戦いから、引き続き目が離せません。