2024-25シーズンのセリエAで、ナポリが2年ぶり通算4度目のリーグ優勝を達成しました。昨シーズン10位で終えたナポリは、アントニオ・コンテ監督を招へいし、覇権奪還を目指しました。開幕前に主力選手が退団する中、マンチェスター・ユナイテッドからMFスコット・マクトミネイを獲得し、戦力を強化。さらに、コンテ監督の“愛弟子”であるロメル・ルカクも加入し、新たな体制でシーズンをスタートさせました。

序盤から好調を維持し、上位をキープしたナポリは、冬の移籍市場でフヴィチャ・クヴァラツヘリアがパリ・サンジェルマンに移籍するも、堅守をベースに順調に勝ち点を積み上げました。しかし、第37節のパルマ・カルチョ戦では2試合連続のドローとなり、コンテ監督が退席処分を受けるアクシデントもありました。

最終節では、カリアリとの試合でマクトミネイの豪快なジャンピングボレーで先制点を奪い、後半にはルカクがフィジカルを生かした個人技で追加点をマーク。2-0で勝利を収め、2位のインテルを勝ち点差「1」で上回り、見事にリーグ優勝を達成しました。

コンテ監督は就任1年目ながらチームをスクデット獲得に導き、ユヴェントス、インテルに続き、自身3クラブ目および通算5度目のセリエA制覇を成し遂げました。この偉業は、コンテ監督の戦術的才能とリーダーシップの証と言えるでしょう。

【動画】ナポリ優勝決定の瞬間！