大栄翔、７場所連続給金直しを達成

2025年5月21日、東京・両国国技館で行われた大相撲夏場所11日目で、関脇・大栄翔（追手風）が東前頭4枚目・尊富士（伊勢ケ浜）をはたき込みで下し、8勝3敗と勝ち越しを決めました。これにより、大栄翔は7場所連続で給金を直すという快挙を達成しました。

試合の流れ

立ち合いで頭で当たり、突っ張って前に出た大栄翔は、尊富士の体を起こすと、すかさずはたいて仕留めました。この一連の動きは、大栄翔の力強さと技の冴えを存分に発揮したものでした。

今後の展望

大栄翔は「勝ち越して終わりじゃない。一日一番集中していきたい」と表情を引き締めました。初場所で11勝、先場所は9勝だった大栄翔は、今場所で残り4番を全勝すれば12勝となります。大関昇進の目安とされる三役での3場所合計33勝には1勝届かないものの、わずかな可能性に望みをかけ、白星を積み重ねていく意気込みです。

大関昇進への道

大栄翔の今場所の活躍は、大関昇進に向けての重要なステップとなっています。今後の試合でも、彼の集中力と力強い相撲が期待されます。